反社会的勢力排除に関する覚書締結の依頼
ポイント
- 相手に対するお願いの気持ちが伝わるように文面は丁寧に書く
- なぜ依頼することになったか経緯が分かる表記をする
反社会的勢力排除に関する覚書締結の依頼
反社会的勢力排除に関する覚書締結の依頼のテキスト
平成〇〇年〇〇月〇〇日
お取引先 各位
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇
反社会的勢力排除に関する覚書締結のご依頼
拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
さて、「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」が政府から出されるなど、反社会的勢力との関係遮断に対する社会的要請の高まりを受け、弊社も内部統制への取り組みなどコンプライアンス管理体制の強化に取り組んでおります。
その一環として、この度、弊社お取引先様との取引契約に反社会的勢力排除にかかわる条項を導入することとし、新たに覚書を制定いたしました。
この覚書は、お取引先様及び弊社において反社会的勢力との関係を有しないこと等を確認させていただくと共に信頼関係の一層の構築を目的としています。つきましては、添付覚書の内容をご確認いただき、下記要領にてご返送くださいますようお願い申しあげます。
敬具
記
1.締結をお願いする契約書類
「反社会的勢力排除に関する覚書」
2.契約締結者
甲:〇〇株式会社 代表取締役 〇〇〇〇
乙:貴社
3.契約締結要領
弊社より上記覚書を2通送付いたします。
(1) 覚書末尾の「乙」欄に「ご住所、貴社名、代表取締役及び氏名」をご記入いただき、代表者印を押印ください。
(2) ご記入、押印済みの「覚書」1通を、平成〇〇年〇〇月〇〇日までに当社〇〇部契約担当宛に同封の返信用封筒にてご返送ください。
4.本件に関するお問い合わせ先
〒〇〇〇―〇〇〇〇 〇〇県〇〇市〇〇区〇〇町1―2―3
〇〇株式会社〇〇部 担当:〇〇
電話:〇〇〇―〇〇〇―〇〇〇〇 FAX:〇〇〇―〇〇〇―〇〇〇〇
以 上
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反社会的勢力排除に関する覚書
反社会的勢力排除に関する覚書のテキスト
反社会的勢力排除に関する覚書
〇〇株式会社(以下「甲」という。)と〇〇株式会社(以下「乙」という。)は、甲乙間のすべての取引及び契約について次のとおり合意する。
1 甲及び乙は、相手方及びその代表者、役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいう)、実質的に経営に関与していると認められる者が次の各号の一に該当する場合、何らの催告を要さずに、甲乙間で締結する契約を解除することができる。
(1) 暴力団、暴力団員、暴力団準構成員、暴力団関係者、総会屋等、社会運動標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団その他の反社会的勢力(以下、まとめて「反社会的勢力」という)に属すると認められるとき又は本覚書締結時以降に反社会的勢力に属していたと認められるとき
(2) 反社会的勢力を利用していると認められるとき
(3) 反社会的勢力に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなどの関与をしていると認められるとき
(4) 反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有しているとき
(5) 自ら又は第三者を利用して、相手方又は相手方の関係者に対して、次に掲げる行為を行ったとき
① 暴力的な要求行為
② 法的責任を超えた不当な要求行為
③ 取引に関して、脅迫的な言動をし、又は暴力を用いる行為
④ 風説を流布し、偽計を用い又は威力を用いて相手方の信用を毀損し、又は相手方の業務を妨害する行為
⑤ その他前各項目に順ずる行為
2 甲及び乙は、前項の規定により、契約を解除した場合には、当該相手方に損害が生じても何らこれを賠償ないし補償することは要せず、また、かかる解除により甲又は乙に損害が生じたときは、当該相手方はその損害を賠償するものとする。賠償額は甲乙協議して定める。
以上、本覚書締結の証として本書2通を作成し、甲乙記名押印の上、各1通を保有する。
平成〇〇年〇〇月〇〇日
甲 〇〇県〇〇市〇〇区〇〇町1―2―3
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇
乙 〇〇県〇〇市〇〇区〇〇町4―5―6
株式会社〇〇
代表取締役 〇〇〇〇
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