交通事故の顛末書
顛末書は、自分が原因となったまたは巻き込まれたトラブルの事実関係を明らかにし、適切な対策を講じるために、起こった事実を正しく伝えることを目的とした文書です。
顛末書は経緯の説明、理由書は原因の説明に重点があるが、あまり違いはない。
ポイント
- 顛末書とは、事の始まりから終わりまでの詳しい事情やなりゆきを記す文書である。
- トラブルの実態や原因を究明することで、企業全体として再発を防止するために提出する。
- 事実説明のための文書であり懲罰を目的とした文書ではない。
- 事実を曲げたり隠したりすると新たなトラブルの元となる。したがって、事実を正直に書く。
類似文書
交通事故の顛末書(1)
交通事故の顛末書(1)のテキスト
顛 末 書 ○○○○年○○月○○日 営業部長 ○○○○殿 営業課長 ○○○○ ○印 当課社員○○○○が、○○月○○日○○時○○市内で業務中に起こした衝突事故について調査いたしました。その結果、運転中の携帯電話使用による前方不注意が原因であることが判明いたしました。 幸い先方の運転手の負傷は、全治3日間の軽傷と診断され、大事に至らずにすみました。 営業車を利用している課員には、運転中の携帯電話の使用禁止を徹底いたします。また、今後定期的にミーティングを行い、安全運転について日頃から認識を高めていく所存です。 なお、先方の運転手に対しては、見舞い等について十分な配慮をいたします。
交通事故の顛末書(2)
交通事故の顛末書(2)のテキスト
顛 末 書 ○○○○年○○月○○日 営業部長 ○○○○殿 営業課長 ○○○○ ○印 平成○年○月○日、当特販課所属の中村 沙織運転の社用車の衝突事故につき、経緯をご報告いたします。 一部の報道では、当社の社名が流れたうえ、原因は調査中とするばかりで、石川の自責事故ではないかと各方面からご指摘とご心配をいただきました。しかしながら、その後の警察等の調べにより、事故は相手方のわき見運転によるものと判定され、0-100の認定が下りております。 中村の運転しておりました社用車は、全損に近い状態でございましたが、幸い、中村には大きなけがはなく、念のため当日病院で診察を受けたものの、その後、通常通りの勤務をこなしております。車両につきましては、原因車両である相手方の保険代理店から、保険で完全補償する旨の連絡を受けております。 各位には多大なご心配をおかけいたしましたが、以上のような次第でございますので、このたびの事故につきましては、石川に対し、あたたかいご理解のほどをお願い申し上げます。 以上