出庫の品違いについての顛末書
顛末書は、自分が原因となったまたは巻き込まれたトラブルの事実関係を明らかにし、適切な対策を講じるために、起こった事実を正しく伝えることを目的とした文書です。
顛末書は経緯の説明、理由書は原因の説明に重点があるが、あまり違いはない。
ポイント
- 顛末書とは、事の始まりから終わりまでの詳しい事情やなりゆきを記す文書である。
- トラブルの実態や原因を究明することで、企業全体として再発を防止するために提出する。
- 事実説明のための文書であり懲罰を目的とした文書ではない。
- 事実を曲げたり隠したりすると新たなトラブルの元となる。したがって、事実を正直に書く。
出庫の品違いについての顛末書
出庫の品違いについての顛末書のテキスト
○○年○○月○○日 営業本部長 ○○○○○課 ○○○○○ 印 出庫の品違いについて 平成○○年○○月○○日に○○倉庫から出庫した商品のうちに、下記の品違いが生じました。調査の結果、原因は下記の通りと判明しました。 記 間違って出荷した品名と数量 品名○○○○○ ○○個 出荷しなければならなかった品名と数量 品名○○○○○ ○○個 品違い出庫の理由 1.倉庫管理責任者である○○○○○が当日欠勤したためパート業務の○○○○○が 代行したが、商品知識が十分でなかった。 2.出庫すべき○○○○○と、間違って出庫した○○○○○の包装が類似しており、 置き場所も隣接していた。 3.当日、出庫業務を手伝っていたアルバイト、パートの経験も浅く、まだ業務に慣れていなかった。 以上が、品違い出庫の原因の概要です。 責任者の欠勤、知識不足、間違いやすい置き場所など、悪条件が重なったための間違いでした。要員の勤務状況のチェック、パート、アルバイトの訓練などで適切な配慮が欠けていた結果の手違いと思われます。今後、責任者不在時の指示系統及び業務マニュアルの見直しを行い、アルバイト、パートへの再教育を周知徹底いたします。 以上