技術習得のための稟議
稟議
稟譲とは会議を開く手間を省き、担当者が案を作って社内の関係者に回し、承認を求めることをいいます。
①求める事項、②目的、③理由、④内容説明、⑤必要経費、⑥効果予測などを明確にし、簡潔に要点だけを書きます。
ポイント
- 決裁項目を明確に示す
- 決裁案件の経緯や目的を明記し決裁を求める
- 承認を得るため議案を明記し、その必要性を強調する。
- 会社によって閲覧・決裁者の範囲はまちまち。書式も会社によって異なる。押印や意見欄も違うので、その会社の書式に従って所定の欄に記入する
- 検討・調整が正確に行われるための資料を添付するのもよい。
技術習得のための稟議
技術習得のための稟議のテキスト
○○年○○月○○日 株式会社○○○○○ ○○○○○部 ○○○○○様 株式会社○○○○○ ○○○○○部 ○○○○○ 技術取得のための派遣の件 当社次期戦略製品として属望されている、XY材料技術開発は、特許申請○件におよび目的達成もあと一歩となりました。問題は、当社が苦手とする量産技術ですが、幸いにも当社と親密な関係にあるAB株式会社の工場長○○○○氏のご好意で、当部若手技術員をときどき派遣し、ご指導ご教育いただいています。最近になり同工場長から、本格的に1~2年の技術習得派遣にふみ切れないか、目標として、XY材料を使ったAB会社製品を企画するから、研修明けに持ち帰り、AB会社ラインとして委託製造を考えてくれないかと、思ってもみない有難いご提示をいただきました。 つきましては、AB社○○工場長のご意向もふまえながら、現在はただ量産技術習得のため、当部技術開発技術員2名を派遣いたしたく、ご詮議ご承認お願いいたします。 記 1 派遣者 開発課 ○○○○、○○○○、以上2名 2 期間 平成○○年○月○日から 平成○○年○月○日まで 1年6ヶ月間 3 派遣先 AB株式会社○○工場 ○○県○○市○○町○-○-○ 4 派遣理由 XY材料量産技術習得ならびに応用製品組立技術習得のため。 以上