委託研究費の稟議書
稟議
稟譲とは会議を開く手間を省き、担当者が案を作って社内の関係者に回し、承認を求めることをいいます。
①求める事項、②目的、③理由、④内容説明、⑤必要経費、⑥効果予測などを明確にし、簡潔に要点だけを書きます。
ポイント
- 決裁項目を明確に示す
- 決裁案件の経緯や目的を明記し決裁を求める
- 承認を得るため議案を明記し、その必要性を強調する。
- 会社によって閲覧・決裁者の範囲はまちまち。書式も会社によって異なる。押印や意見欄も違うので、その会社の書式に従って所定の欄に記入する
- 検討・調整が正確に行われるための資料を添付するのもよい。
委託研究費の稟議書
委託研究費の稟議書のテキスト
〇〇〇〇年〇〇月〇〇日 研究開発統括部長殿 技術調査課長 〇〇〇〇 〇〇〇〇年度委託研究費の件 標題の件、各種研究機関、大学等に対する委託研究費拠出額につき、来年度は下記のとおりといたしたく、ここに稟議いたします。 記 1.目的 対象施設における開発技術の活用、当社研究者の派遣による新技術習得、および対象施設との良好な関係の維持発展。 2.拠出先 新技術××総合研究所など、計16施設 (詳細は別紙一覧表参照) 3.総額 55,600千円 (施設別内訳は上記一覧表に記載) 4.今年度との差異 (1)総額で10%強の圧縮(▲6,400千円)。 (2)社員派遣先は現状維持としたが、他の施設については開発の成否を勘案し、2施設の委託研究を打ち切る。 (3)類似テーマの4施設を2施設に絞りこむ。 5.その他 寄付金については、すべて断ることを基本方針とする。 (本年度実績;7施設に対し計3,200千円) 以上