部下の管理責任に関する始末書
始末書
自分のミスや失敗により何らかの不始末が生じた場合に、そのあやまちに対する反省や詫びの気持ちを書いた文書です。また始末書は私用便せんに手書きで書くのがきまりで、社用便箋を使用しないのが原則。
ポイント
- 過失をおかした原因を明確にし、再発防止策を記述する。
- 自己弁護をせず、謝罪の姿勢に徹するのが鉄則である。
- 部下の不祥事であっても、弁明めいたことを書くのは禁物
- 部下に対する責任の所在が明らかになった時点で、すみやかに提出する
部下の管理責任に関する始末書
部下の管理責任に関する始末書のテキスト
始末書 平成〇〇年〇〇月〇〇日 代表取締役社長 〇〇〇〇殿 システム部長 〇〇〇〇 このたび、当部社員〇〇〇〇による顧客名簿のデータ流出未遂事件が発生し、同人を懲戒解雇処分にいたしました。この間の経緯につきましては、先にご報告申し上げたとおりでございます。 幸いにも業者に売り渡される前にデータを回収できたとはいえ、同人の行為は窃盗および背任罪にあたるばかりでなく、流出していれば会社の社会的信用を著しく毀損するものにほかなりません。同人の管理者として、まことに申しわけなく、心よりお詫び申し上げます。 このたびのことは、部下に対する日ごろの私の監督が十分でなかったことと深く反省し、今後このような犯罪行為が二度と起こらないよう、全力を注いで部下の指導、育成に努めるとともに、部内のデータの管理体制には万全を期す覚悟でございます。 以上のことを直ちに実施することをお誓いし、ここに始末書を提出いたします。 以上