商品開発に関する調査報告書
報告
社内文書の中でも、特に重要なのが報告書です。事実を客観的に書くのが原則で、箇条書で要領よくまとめましょう。また、添付資料がある場合は、本文の最後に別紙があることを必ず書きます。
商品開発に関する調査報告書
商品開発に関する調査報告書のテキスト
令和○年○月○日 経営管理委員会メンバー各位 営業第1課 山田 太郎 セントマウス社の商品開発に関する調査報告書 標記テーマについて調査しましたので、ご報告します。次回の経営管理委員会で、当社の商品開発の問題点を議論する際の参考資料としてご一読ください。 記 1. 調査の主旨 先月の経営管理委員会で、セントマウス社はなぜ成熟した市場でヒット商品を生み続けているのかが話題に上ったので、その背景を探るために調査を行った。 2. 調査方法 セントマウス社に詳しいA、B両氏のヒアリングに基づくものである。 3. 調査結果の概要 セントマウス社では、社員提案制度を核に開発した新商品のコンセプトを守りながら進化させ、同時に業績不振商品は販売中止にしてその経営資源を市場創出と商品育成に再配分している。この一連のサイクルがヒット商品を生み出している。 4. 具体的な内容 具体的な内容は、「新市場の創出」「市場投入後の商品の育成」「業績不振商品の販売中止」の3項目に大きく分けることができ、それらの詳細は次のとおりである。 (1) 新市場の創出 商品アイデアの社員提案制度が新市場を生み出す原動力になっており、吸い上げたアイデアを、消費者・社内の双方の視点で段階的に評価する仕組みか整っている (2) 市場投入後の商品の育成 市場投人後の商品の育成にも注力しており、ヒット商品も商品コンセプトを維持しつつ、消費者の嗜好の変化に合わせて商品特性を進化させている。 (3) 業績不振商品の販売中止 全商品は、業績が一定基準に達しないと販売を中止し、その経営資源を新市場の創出や商品改良に再配分している。 5. 所感 当社の商品の主力市場も年々成熟化が進んでおり、収益性も徐々に低下してきている。このような囎下で収益性を改善するためには、市場に広く受まとめナ入れられる商品を投入してそれをヒット商品に育てることが大きな課題といえる。 すなわち、セントマウス社の取り組みは非常に参考になる。 以上